アメリカのハイスクールものでは王道のテーマで、大きな事件などは起こらないが、恋愛、学校生活、友情、親子喧嘩、家族愛、出会い、別れ、進学、旅立ちなど、誰もが経験するような青春の道のり、家族の出来事などが、“とても丁寧に描かれている”から、心に伝わってくるものがあった。
テーマの柱の1つとも言える“母娘の関係”では、ぶつかりながらも根底に深い愛情がある感じがよかった。
僕も2人の娘がいる親として(長女は成人している)、「あるある。。」と思いながら、そして、学生の自分も思い返しながら「あるある。。」と心で頷きながら鑑賞した。笑
ある事件をキッカケに男の子に対し怒っていた主人公のレディ・バード(シアーシャ・ローナン)が、ギュッと抱擁してあげるシーン好き。
飾らず、むき出しなところもキュート。
サクラメントをドライブするシーン、シンクロした2人が最高。
鑑賞後、なんだか爽やかな気持ちにさせてもらった。