ファンタジー・アクション映画『神と共に』シリーズ第2作。
「第一章が台無し」とまではいかないが、前作が面白かっただけに、続編となる本作は、少々残念な出来だった。
生まれ変わりの権利を得るために、1000年で48人を転生させてきた冥界の使者3人。
彼らはある日、怨霊と化した者の弁護を担うことになる。しかし、その人物は裁判が受けられない状態にあったため、閻魔大王からあるミッションが課される。といった内容。
前作は、美麗なVFXとアクションが秀逸で、泣けるところもありと良作だったが、本作はだいぶ毛色が違う。
まず、期待していた派手なアクションや戦闘があまり無い。
ファンタジー的要素も希薄に。
使者3人の過去に纏わる話、人間模様がメイン。
ハリウッドに負けじと登場してきた”パークから抜け出してきたような”古代生物と戦ったりするが、何がしたいのか謎。
「僕らのVFXだってこれぐらいやれるんだぜ?」って示したかったのかどうかは分からないが、全然「本家」に敵っていない。笑
演出も急に雑。
一作目で出てきた消防士の弟、キャラが全然違う。
・・・と、どうした感。笑
後半、1000年前に起こった出来事についてシリアスな展開になるが、それを踏まえると、前半のコメディパートは不要でしかない。
投資話は、前半で面白いと感じたが、後半まで出てくるとは。苦笑
1作目で予算が尽きたのかと思うほど、前作と違っていて驚いた。