ルーク大佐さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

モービウス(2022年製作の映画)

3.3

ファンの間で不評なのもわかる。
マルチバーズの世界観を期待する人は拍子抜けだし、
CGアクションも期待倒れだし、これはちょっときついかもね。

2000年くらいのB級吸血鬼風映画・ドラマをみたようなイ
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沈黙の艦隊(1995年製作の映画)

3.8

映画公開に合わせて25年以上前のアニメ作を見た。
これに続いて60分枠の続編が2本ある。
3本合わせて見ると、これからNY国連総会に向かうところまでが描かれる。

バトルシーンはいくつかあるし、アニメ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

『夕陽のガンマン』+『座頭市』+『ウォーキングデッド』などのキルアクションが3時間ぶっ続け。ストーリーはあってないようなもの。今まで見たことのないアクションに度肝抜かれた。

『マリグナントー狂暴な悪
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

4.0

20年っぷりに見たが、やっぱおもろい。思い出補正のポイント。
映画館で見たときも興奮した記憶がある。
特にわが身を犠牲に大統領を守る姿に。
その後のアクション映画にも影響を与えたかと。
『クリフハンガ
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キリング・ガンサー(2017年製作の映画)

3.0

シュワちゃんはこんな映画に出演していたんだ。
監督主演タラン・キラムの奥さんは『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のコビー・スマルダーズか。マッチョ系美人だよね。

さてモキュメンタリ
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

4.0

デヴィット・ローリー監督作『グリーンナイト』がツボったので本作を見たが、好みの映画だ。終始ほの暗く、ほの明るい光線の中で撮影され、音楽と映像シーンとのマッチングが絶妙であり、かなり地味な脚本だが傑作ク>>続きを読む

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

本作は栄光の「ロッキー・サーガ」に連なるが、スタローン監督・脚本・出演もないのだからマイケル・ジョーダンは相当なプレッシャーで臨んだことだろう。その気合いは果たして良い方向に作用したのか。

スタロー
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

騎士、騎士道と称するものに欧米の歴史マニアや知識階級がどんな憧れやレスペクトの念を持っているのかを見せつけたような話だった。

ほとんど事前知識なしで見たため、いきなり原作は作者不詳で舞台は700年前
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

ずっとリストに入れたままにしていた作品。
大画面で集中して見る類の映画だ。音響や画面幅で鑑賞後の印象がかなり変わってくる。

タイトル『ファースト・マン』だが、アームストロングの名前は世界中に知られて
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アサルト33 要塞病棟(2021年製作の映画)

1.2

マイケル・ジェイ・ホワイトはファイトなしでマーク・ダカスコスは見せ場がほとんどなしのアホテロリスト。格闘シーンも学園祭レベル。
これ映画館で公開したのならば、アイタタ、トホホレベル。

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.8

映画やドラマで女優の危険なアクションを代わりにやってきたスタントウーマンの内奥に迫る良作ドキュメンタリーだ。

『インディージョーンズ』『バックトゥザフューチャー』をはじめ『スピード』『トゥルーライズ
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伯爵(2023年製作の映画)

3.8

「もしも独裁者ヒトラーが〇●だったら…」「米国大統領が宇宙人だったら…」のようなチリ産改変ストーリー。政治ネタで攻めると重くなりすぎるからなのか、現代の若者も興味を持てるようにバンパイアをかませてきた>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

女性指揮者TARは世界最高峰のオーケストラのウィーンフィルと双璧のベルリンフィルにおいて、首席指揮者の地位にのぼりつめた。それまでの音楽界は男性優位で女性指揮者は飾り物にすぎない扱いを受けてきたと批判>>続きを読む

ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

2.8

モー、やかましインド人が
水牛追いかけ猪突モー進。

ヒンズー教徒がメジャーのインドでは牛を聖なる存在とみなすから、キリスト教徒が比較的多い南インドだから成立した話。

ラスト10分は度肝抜かれたが、
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.6

最後の方はマイケル・マン監督『ヒート』みたいになってる。
ドニー・イエン主演作はたいてい勧善懲悪ストーリーなので単純にアクションを楽しむもの。ときおりチャイナ流の政治プロパガンダを挟み込む作品はあるが
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

1.1

見始めたのを後悔しながらも義務感で最後まで見届ける。1.8倍速で。

メタファー多用がしつこく、監督の体感時間が常人と異なるのか、間の取り方が鈍い。これが世にいう仏流映画芸術なのかしら。。

子役少年
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

4.0

ポール・グリーングラス監督作品は『ジェイソンボーンシリーズ』のようなサスペンス&アクションを斬新な編集で見せるセンスに引き込まれるが、本作のようなしんみりとしたロードストーリーもうまいんだなと思った。>>続きを読む

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.2

よくあるパターン系西部劇だが、オチはちょっとヒネリを加えてきた。
高得点でも低ポイントでもないような内容だった。

主役の娘は『炎の少女チャーリー』でラジー賞候補になっていた子か。将来、美形になりそう
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

冒頭10分くらいで「作り手の自己陶酔映画を見せられるのかな」と嫌な予感はしたが、3バカ男の登場によってコメディアクションにふってくれたおかげで、そのまま見流すことができた。

作り手は大したことのない
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預言者(2009年製作の映画)

3.8

刑務所を仕切るコルシカギャングのボス役ニエル・アレストリュプの演技は存在感があった。血走った目つきはリアリティがあるし、血気盛んなふるまいはとても老体とは思えない。『イニシェリン島の精霊』で名を挙げた>>続きを読む

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

4.0

『ビースト覚醒』鑑賞にちなんで過去作見直し。
公開当時に映画館の大画面で見て度肝を抜かれた。
9.11以降、映画では大都市のビル崩壊シーンは自粛する傾向がある。
テロ事件のトラウマを呼び起こすことがあ
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.8

新作公開と聞いて何気なく見始めたが、魅力的な面々の登場で最後まで楽しんだ。オチもうまいし、さすがのストーリーテラーってとこかな。
メンタルが疲れてるときに、こういう映画はうってつけかと。

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.8

『トランスフォーマー・ビースト覚醒』を見てからチラホラ過去作を見直している。本作は公開当時に映画館で見たとき、戦闘シーンの長さや激しさに見疲れした記憶がある。

現在と違ってチャイナマネーが全盛のころ
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

3.2

最後までみるのが苦痛だった。イタリア伯爵夫人がわちゃわちゃしてうるさい。もっと品のある貴婦人だったら違った印象を持ったと思う。

ただ、ジョン・ハム、黒人警官、女性警官のからみはベタなユーモアまじりで
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

『トランスフォーマー・ビースト覚醒』を観たあとに、妙にバンブルビーが可愛く燃えたので、何年かぶりに見直した。

本家シリーズよりもカネ、CG、戦闘シーンなどをおさえているため、こじんまりとした作品にな
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.4

オチは想像つくので問題解決のプロセスをいかに楽しめるのかが見どころ。わちゃわちゃした陽気なアクションコメディ。

ベトナム戦争当時に韓国兵がベトナム人を虐殺、強姦、殺戮し、現地女性をレイプ妊娠させ、大
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ブルースチール(1990年製作の映画)

3.3

20年くらい前に見た記憶はあるが、ほぼ内容は忘れていてジメジメとした暗い話だった。

ストーカー的サイコに女性警官がつきまとわれる。

ジェミーリーカーティスの個性的な美人顔が主役でなければ、
途中で
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

何か高尚でハイエンドなCG映画を見ていると思わせるような作品ですわ。途中まで「付き合い切れない感」があり、映像表現のくどさに辟易しかけた。やけに長く感じるし。

ところが中盤以降、ちょっと視点を変えて
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

トランスフォーマーシリーズは、リーダーシップやチームワークの視点でみると、とてもロジカルで理にかなった話なので、好みだ。
オプティマスプライムが抱える悩みや葛藤は、人間社会のリーダーにも通じるものであ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

推理小説でありながら映画化もされており、結末を知る人は多い中で、リメイクしたケネス・ブラナー監督の心意気には熱いものを感じる。

ミッシェル・ファイファーが歌う主題歌『Never forget』の詩に
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

バトルアクションムービーなのに途中眠くなり、やけに長い話に感じた。CGやP兼務のドウェイン・ジョンソンのギャラが制作費の多くをカバーしているんじゃないの、って思った。

超簡単ストーリーであり、脚本は
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

最初から最後のエンドクレジットまで男性ホルモンに満ち溢れている。真夏には暑苦しく感じるほど。ある年代の女性は「ちょっと無理」という人もいる。たぶんその範疇の人はメインターゲットではないんでしょうな。>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.9

『イコライザー3最終章』の10月公開予告をみたので、何年かぶりに本作を見直した。
以前見たときに、デンゼルが読んでいた本をしらべたことを思い出した。古典が中心。欧米のハードカバーは重くてデカい。

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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.6

国、人種を問わず、海で生きる人々の間では「シーマンシップ」という思想がある。仲間意識のようなもので、トラブルに見舞われたらカラダを張って助けるというもの。

特に海軍ではこの思想が深く根付いており、戦
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.5

10年くらい前に見てからの再見。
脇役がうまい。悪徳刑務所長にジョーン・アレン、メカニックコーチ役に『ジョンウィック』のホテル支配人役イアン・マクシェーン、そしてハリウッドトップクラスの悪人顔ジェイソ
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