natsuo

スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン1のnatsuoのレビュー・感想・評価

4.2
「侮るでない、SWのこれからを担うS1」

超絶のんびり観ていたが、ドラマアソーカがあるのでやばい...と思い急いで鑑賞中。ようやくS1だけ観終わった。
そもそも反乱者たちは、ライトセーバーの細さが気に入らなくて全然手を出せていなかった。まあでもクローンウォーズもなんだかんだめちゃくちゃ面白かったし、一SWファンとして観ないわけにもいかなのでね。


うーん、でも結構好きかも。なんというか、よくも悪くもスターウォーズらしくないS1。
若い反乱分子の寄せ集め集団、ジェダイマスターもいなければ作戦立てや指揮るプロもいない、とにかく素人集団が帝国に反旗を翻そうとする物語。フォースの使い手、ジェダイも2名出てくるが、そこまで強いというわけでもなく(特に1人は完全な素人)。
しかしその素人集団に愛着は湧く。元々予備知識もあったので、彼らがどうなるか、結局正史にどう絡んでくるのかもある程度は知っていた。だからこそなのだろうが、応援したくなる。馬鹿げた作戦でも、なんとか成功するよう祈りたくなる。オーダー66の絶望や、帝国、ダークサイドという恐ろしい闇を知っている自分だからこそ、それに立ち向かう彼らは、どんなに微力であれ”希望”に見える。反乱、革命を起こす彼らの勇姿を目の当たりにできて嬉しく思う。

しかし、"帝国"というオリジナルトリロジーでの大きな存在は出るものの、ストームトルーパーは弱いわ司令官やら組織も弱いわ、全然帝国の恐ろしさ、支配への嫌悪感を感じられない。そういう面はSWの良さでもあったので、薄い帝国にはちょっとがっかり。圧倒的な悪の権化に、小さいながらも立ち向かうその強さをみたかった。イメージとして出てはいるのだが、どうもその対比が弱い。帝国はそんな簡単にやられるような組織じゃないぞ。


ただ、ファイナルエピソードは結構良かった。というか、あのエピソードのラストシーンがあるからこれがまだS1なのだと思い知らされた。これからかなり面白くなっていきそう。
ドラマアソーカもあるので、それまでに急いで追いつこう。観始めると面白くてサクサクいきそうな予感。
natsuo

natsuo