natsuo

スター・ウォーズ 反乱者たち ファイナル・シーズンのnatsuoのレビュー・感想・評価

4.6
「希望を描き続けたSWで、反乱者たちなりのラストを飾る」

超滑り込みでドラマアソーカのために見終わった本シリーズ。ファイナルシーズン(全15話)に関してはほぼ1日でゴリ押した。良い意味で肩肘張らず観れるとても観やすい作品だった為、このように無理矢理ゴリ押してもなんとか観終わることができた。


しかしファイナルシーズンの面白さは流石SW。最早ルーカスの正当な後継者はデイヴ・フィローニとジョン・ファブローだけと言っても過言ではないのかもしれないが、そんなフィローニが監督及び製作総指揮を務めた本作。シーズン1の最初こそ画のタッチやおふざけ調のテンポが好きになれなかったが、徐々にそれも慣れてきて今や好きなシリーズの一つに。キャラクターそれぞれもとても魅力的だし、ストーリーもどんどん面白さが加速していて観ていて楽しかった。終わってしまったのが少し切ないが、アソーカにてみんなに再び会えると思うと嬉しくて仕方がない。

全15話をもって一旦のフィナーレを飾った反乱者たちは、彼らなりの終わり方で締めてくれた。盛大に帝国に立ち向かう(そもそも帝国を倒すのはNGだが)とか、みんな救われてハッピーとかそういう終わり方ではなく、原点回帰を重視しとても素敵なラストだった。これまで希望を常に描き続けてきたSWらしく、最後に希望を感じられる点も素晴らしい。次のドラマアソーカに直に繋がるシリーズだからこそ、今後どうなるのか楽しみだし、改めてSWの良さや力強さを感じられて嬉しかった。
また本シーズンは2017年に配信が始まったことがポイント。つまり、ローグワン公開後なのである。あの大傑作の公開後なのだから、そりゃもうローグワンにまつわる要素が出に出る。これはもうワクワクせざるを得ないよなぁ。もちろんローグワンに反乱者たちは登場していないが、SW正史カノンの時系列的にはこちらの方が先。だからまだあの伝説的な出来事が起こっていない世界ではありながら様々な伏線(後手だが)が出ていて面白い。また、7公開後ということにも念のため触れておこう。多くは言わないが。


ということでやっとこせ観終わった反乱者たち。このワクワクのマインドの中、アソーカは配信当日にちゃんと観ます。これからの水曜の楽しみがまたできたのでこれからも生きていける。アソーカ、面白いシリーズになりますように。

[字幕]
natsuo

natsuo