吉田ジャスティスカツヲ

幽☆遊☆白書の吉田ジャスティスカツヲのネタバレレビュー・内容・結末

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作やTVアニメ版を徹底的に研究、解釈した作り手が【持ち時間5hを切りながら『幽遊白書』をどう表現するか】凄く考え抜いたすえの作品なのでしょう🤫

幽助を黄泉帰らせながら、四聖獣の蟲を一匹だけ出す…
3人の盗賊編の半ばで、幻海婆さんとの修行を同時進行…
返す刀で垂金権造のエピソード。なのですが、そのボディガードが戸愚呂チーム全員⁉︎
そして左京の真の目的は、仙水忍のそれ…

とにかくあらゆる要点を詰め込み、エピソードごとを合同させ、超高速で駆け抜けて【視聴者から批判を喰らう前に全速力で逃げ切った出来栄え】になりました😅


すると生まれたのは、飛影のコスプレをした本郷奏多。
戦闘にまったく余裕のない鞍馬。
止まっていると、何の物語の、何のキャラクターかわからない白石聖。
漢気は充分伝わりますが、顔が整い過ぎて困る桑原。
そして【素の普段と何も変わらない滝藤賢一】でして…
おかげさまで各キャラクターに感情移入できる前にコトが終わり、初見のかたには補足が必要。
また原作ファンからは、すべてが薄味に感じてしまうかもしれません。


『もうあと戻りできんぞ、巻き方を忘れちまったからな』
『元人間の俺の経験からみて、今のおまえに足りないものがある…』
などの名言を盛り込んで、らしくしてみたものの【前後の脈略が高速すぎて、それらが唐突にブッ込まれたと感じてしまう】などの残念さがありました😅


これからもNetflix資本の日本産のドラマとしては、もっとたくさん作り上げて欲しいとは思いますが、この物語の続きは…
もうイイかな😅