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モダンラブ・東京のkassyのレビュー・感想・評価

モダンラブ・東京(2022年製作のドラマ)
3.4
ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムをもとにした 2019年制作のAmazon Original「モダンラブ」の舞台を東京に移したオムニバス作品。

オリジナルは未見。

#1 「息子の授乳、そしていくつかの不満」
監督・脚本:平柳敦子
水川あさみ主演
息子への愛情と信じ母乳を搾乳しまくる母
水川あさみと前田敦子の同性愛カップルの子育てなのだが、あまりカップルっぽく見えなかった…
母乳にこだわりすぎてしまうが、母親の愛情はどんな形でも伝わるのではないか。母の愛の形。


#2 「私が既婚者と寝て学んだこと」
監督:廣木隆一、脚本:黒沢久子
榮倉奈々主演
セックレスを理由に離婚し、マッチングアプリで既婚男性と寝るうちに自分と向き合っていく
東京のベイサイド、川の景色が綺麗。
妻とSEXしない男性の気持ちが知りたすぎて説教する痛々しさ。
まぁ、柄本佑の色男ぶりには敵わない。


#3 「最悪のデートが最高になったわけ」
監督:山下敦弘、脚本:龍居由佳里
伊藤蘭主演
シニアのマッチングアプリでの出会い。
若い頃の過去の失敗を経て大人になったからこそできる出会い。
若者代表として藤原季節くん、三浦透子さんも出ている。藤原季節くんは相変わらずこういうイヤな若者が上手い。
一番オーソドックスな作品。


#4 「冬眠中のボクの妻」
監督・脚本:荻上直子
成田凌主演
うつ病になってしまった妻を献身的に看病する夫。
うつ病のツラさをしっかり映像化しつつ、コメディタッチに描かれポップに見られる。
気弱だけど甲斐甲斐しくてひたすら優しい成田凌を堪能できる癒しの作品。ワンちゃんが可愛くて良かった。


#5 「彼を信じていた十三日間」
監督・脚本:黒沢清
永作博美主演
仕事人間の主人公がマッチングアプリで出会った男の正体とは…
題材は恋愛なのにホラーのような、ミステリーのようなファンタジーのような怪しい空気を醸し出す黒沢清節炸裂。モダンラブというより世にも奇妙な物語。


#6 「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」
監督・脚本:平柳敦子
ナオミ・スコット主演。
ナオミ・スコット可愛い〜!
オンライン英会話で出会う言葉や文化を超えたリモートの愛。
監督さんは日系アメリカ人なんですね。ややチープではあるが国際色豊かな作品で、モダンラブの予算を使った意味を感じる作品。
『オー・ルーシー!』は見ていないが、これの逆版なのだろうか?


#7 「彼が奏でるふたりの調べ」
監督:山田尚子、脚本:荻上直子
アニメ作品
黒木華主演(声優)
音楽が呼び起こすキュンな記憶
シーナ&ロケッツ、シブい…!
可愛い作品でした


しょうがないが、3/7マッチングアプリは話が被りすぎに感じてしまった
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