眼鏡の錬金術師

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

1.4

このレビューはネタバレを含みます

ハガレン実写版三部作の最後にあたる作品。
なんだこれは。ひどいな。作品の錬成失敗しとるがな。

前回エドたちがグラトニーに食われたとこからスタート。アルはグラトニーの手引きでセントラル地下へ。
エドらは自らを人体錬成を行い、脱出。スカーも現れ、地下からも逃走。もう既にスカーとも仲良し。国土錬成陣に気付き、エドはブリッグズへ行き、オリヴィエと手を組む。そしてクーデターへ突入し、ラストバトルへ。

全体的に演出よえー。弱すぎる。仕方ないんだろうけど、脚本が詰め込まれ過ぎてパンパンになってしまってる。その影響からか話の繋がりが悪い箇所が散見されている。また、漫画でいうところの名場面の連続なのだが、演出弱すぎて一つひとつがサラッと流れていくのが非常におもしろかった。スロウスもエンヴィーもプライドも戦闘開始後すぐ死ぬ。
一部演技もおかしいシーンもある。普通なら撮り直すとこがそのままになってる印象で、全体的に雑さが出てしまってる。
ここまでキャストも頑張ってたのに、スロウスだけCGなのも、キンブリーの存在が削られてるのも残念だった。
唯一、オリヴィエ、バッカニア、マイルズのブリッグズ組の出来は素晴らしかったね。

2作目は脚本もまとまっててそこそこ良い出来だと思ったんだけど、本作は全然ダメだった。
まぁ、企画自体に無理があったので、クオリティを求めることが酷なのかもしれない。むしろこれに携わった人たちのことを思うと不憫でしかない。
どうか心安らかに、今後の仕事も頑張っていって欲しい。