【偏見から始まるナショナリズムの限界】【東京国際映画祭】
■あらすじ
出稼ぎ先のドイツからトランシルバニアの村に戻ってきた男が直面する出来事を通して様々な人種が錯綜するルーマニアの現状をあぶり出す作…
舞台は外国人への強い排斥感情と格差構造に支配されたルーマニアの村社会。主人公は、ドイツへの出稼ぎから一時帰宅している男性と、外国人労働者の受容を進めようとする女性。まさに地獄としか言いようが無い社会…
>>続きを読む東京国際映画祭で鑑賞。
ルーマニアの片田舎での歴史的背景、移民問題、人種差別と盛り込まれた人間ドラマ。「北の国から」を中欧版にしたらとこういう感じになるのかもでラストのシュールなところも個人的に好き…
欧州の動物園にする気か!
排斥は人間の本能なのか。言葉は悪いけど要はそういうテーマでした。西ヨーロッパへの通過点として多くの移民が集まる東欧ルーマニアの移民問題や人種差別を非常に野生的に、時にコミカ…
出稼ぎ先で暴力沙汰をおこして戻った村では、地元の工場が雇った外国人労働者を村人達が追い出そうとしていた。3つの言語が入り混じる他民族の村でありながらも差別意識はしっかりある。心の奥底を浚われるように…
>>続きを読む言語によって色分けされた字幕が新鮮。それだけで環境の複雑さが増して伝わる。教会のワンカットシーンが本当に辛い。もちろん日本も含めて、世界中で同じことが起こっている。熊はどこにでもいるんだよな。
寒く…
ルーマニアの小さな田舎村で起こる外国人労働者排斥を中心に人々の醜い内面を映し出していく作品。
物語のもう一つの軸として暴力沙汰で地元に帰ってきた男マティアスと一時的な失語障害になった彼の息子の話が据…
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