お仕事哲学ムービー。
ほとんど会社の中だけで1週間のタイムループを何十回も見せる低予算映画の決定版。
しかし、日本のサラリーマンに向けて笑えて泣けるお仕事映画として、よく練られている。
また着ている服やパソコンの画面、小道具など様々な所にコダワリが見受けられ飽きない。
とにかく理不尽なタイムスケジュールで働いたことある人なら誰でも共感する「あれ?俺ループしてない?」という絶望感を本当にタイムループとして描いている。
どうやったら惰性と絶望の仕事の輪廻から抜け出すのか?人生とは仕事だけして浪費するものなのか?という問いに答えてくれている。
特に途中から現れる劇中劇マンガが素晴らしく少し泣いた。
本当に愛おしい気持ちにさせてくれる作品。
恋はデジャヴ、ハッピー・デス・デイに続くタイムループものの秀作でした。