髭

マッチングの髭のレビュー・感想・評価

マッチング(2024年製作の映画)
3.2
ちょっと思ってたのと違いました。これは流石に脚本、演出が悪いなと思いました。サイレントラブより酷い。

予告だとマッチングアプリ内でのヤバい奴絡みと思ってたのですが、そういうの触りだけで早々に関係なくなるあたり凄えなと思いました。そもそも他で警察沙汰になってたユーザー認識してて野放しで、直接訴えてもそのままな運営ヤバすぎ。話も早々に2軸がぶつかって来るのかなあとわかってしまうし、土屋太鳳がなんの説明もされないままホイホイついて行って危険な目に遭いまくるのもそりゃそうよって思いますし、主人公家族、関係者を狙って来るって事が後半わかりますが関係ないやつとかただの客とかがすでに入ってるので真犯人こいつじゃないんだろうなとか、多分あいつがあいつなんだろうなとか全然わかった上であのラストのドヤ顔。。笑ってしまった。終始話が雑で大味、制作側の話を裏切りたい展開はこちらとしては全てわかるというか、、


佐久間さんはバラエティとかで見る感じとはキャラ違って格好いい人だとわかったのは良かったと思いますが、この感じもはやありがちなキャラなのと初登場があまりにキモすぎて後半どんなに頑張ってもお前取り戻せんぞと思った。ちょっとキモいくらいのやつがアプリ上で段々エスカレートするみたいのがみたかったんだよな。
客席はおそらく彼のファンの女性で満員でしたが、収益にはなるんだろうけどこんな内容みせられてまた映画を観たいと思うんだろうかこの人たちが?

土屋太鳳さんはとにかく叫ぶシーンがうるさくて不快だったし、彼女の境遇が辛いのはわかるが、相手に対してそんなに偉そうに私も辛かったみたいのよく言えるなと思った、そういうとこが今作内での不幸になってるとこなのかもなと思った。

内田英二監督はミッドナイトスワンは好きだけど、サイレントラブ、今作を経て完全に清水崇、中田秀夫枠に入ったので別の視点で今後はウォッチしていきたいと思う。

個人的には、杉本哲太の一家団欒中にリビングで女とチャットしてんの大胆すぎてめちゃくちゃ笑った。

あと、サイコパス表現として擦り倒されてたターゲットの写真のピン留めをコラージュしてる例のやつ、流石に典型的なの避けてか今作は天井に展開しててw、土屋太鳳絶叫のとこもかなり笑えます。
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