このレビューはネタバレを含みます
初代ゴジラへの深いリスペクトを感じつつ、打倒ゴジラのプロットは現在の大衆に合わせてアップデートされている。一人の男がゴジラを倒すために身を投げ捨てるという点では初代と同じだが、今作では戦争ですべて失い、また後悔の念を抱き続けてきた主人公が自分の抱えるものを浄化するためにゴジラに挑む。まだ自分の中では続いている戦争を、本当に終わらせるための戦いなのだ。(ランボーか?)
しかもちゃんと生還できた。それだけでものすごく救われた感じがした。
最後のあれは気になるところだけど…
一番最初に出てくるゴジラはティラノサウルスみたい。あんな風に体勢低くして人を口にくわえるなんて、ジュラシックパークかよと思ったけど、その後に出てくる時は背筋が伸びたノソノソ歩きに変わってて別物に見えた。
やっぱゴジラって可愛いから死ぬ時は気の毒になる。
これがアメリカでヒットしたのに納得できる。多分アメリカ人が好きなストーリーだと思う。