Nanamiさんの映画レビュー・感想・評価

Nanami

Nanami

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.5

1作目であれだけ恐ろしかったゴジラが、なんだか可愛く見えてきます。
ゴジラのアクションが人間味を帯びてきているのと、別の怪獣アンギラスとの激しい戦いがあり、後のシリーズがプロレス路線に舵を切っていくこ
>>続きを読む

鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

4.8

「悪を知って外道に落ちるか、悪を知って外道を憎むか!」

良すぎない…???
時代劇専門チャンネルで放送された第1弾のテレビスペシャルがとっても良かったので期待値高めの状態で観たけど、期待を裏切らない
>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.4

カラーになったことで特撮がリアルに感じられなくなってきたからこそ、一気に子供向けになったのかな。
キングコングの記念すべき日本映画初登場である。麻酔弾で眠らされてバルーンで運ばれたりする。めちゃかわい
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

初代ゴジラへの深いリスペクトを感じつつ、打倒ゴジラのプロットは現在の大衆に合わせてアップデートされている。一人の男がゴジラを倒すために身を投げ捨てるという点では初代と同じだが、今作では戦争ですべて失い>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

予習必須だった。予習して行ってよかった!

今回は平次とキッドが大活躍。
途中ミッションインポッシブル観てるのかと思った。アクションが異次元すぎる。
毛利はいつにも増してポンコツでしたね。

過去作の
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.8

子供の頃とても怖かった記憶があるけど、今観てもやっぱり怖い。
恐怖と不安を煽る伊福部昭の音楽、白黒の暗い映像から感じる底知れぬ絶望と無力感。
被害者の悲しみの表現は極めて日本的で、ハリウッドでは再現し
>>続きを読む

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.8

18世紀の世界感にThe Strokesを流すセンス!
かなり現代っぽいノリで描いていて、サントラもロック多めで好みすぎた。

全体的に可愛らしくて最高〜
フェルゼンとの不倫のくだりをあからさまに描い
>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.3

大事にしてるロックのレコード燃やされたら死にたくもなる。

親がやってることが鬼畜。
最初に末娘が自殺したことが全く響いてないどころか、どんどん束縛がエスカレートしていって恐ろしい。一度の門限破り(ち
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ピンクの絨毯にボルドーカラーのペディキュア
フリルのドレス、濃いめのアイメイク、CHANELの香水

あ〜可愛い可愛い可愛い…一瞬たりとも可愛くない画面がない。
女の子の夢と憧れが詰まったジュエリーケ
>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

こちらもマーク漏れ。

当初はこれ以前のキングコング関連作はほぼ未履修の状態で観たので、髑髏島にいろんなバケモンがいることや、コングが守り神だったことなど驚く点ばかり。

第二次大戦後25年くらいしか
>>続きを読む

若草物語(1994年製作の映画)

3.5

クリスチャン・ベールがめちゃくちゃイケメンでした

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マーク漏れ。
なかなかリスペクトを感じるハリウッド解釈のゴジラ。
今思えばこの後のシリーズがプロレス映画になるとは思えないほど暗いな。

ゴジラ頭ちっさ!が最初の感想。
優男だったアーロン・テイラー・
>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

芹沢のアルマゲドン的最期に胸を打たれる。

やっぱりハリウッドのCGはすごいな。金のかけ方が違うだろうけど、初見時は悔しい気持ちになった。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見応え抜群の怪獣プロレス映画でした。
やってやったぜ!としたり顔のコングとゴジラですが、リオデジャネイロもカイロも破壊してんじゃねーかよ!雑!
バトルシーンがプロレス化した前作ゴジラvsコングより、さ
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

感情をどう処理していいかわからなくなる。えー!が感想…
原作未読、異人たちとの夏も未鑑賞だから比較はできないけど、本作で主人公アダムをゲイの設定にしたことは意味があるなぁと感じる。幼い頃に両親を失い孤
>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

カズオ・イシグロによる脚本、脚色の解像度がとても高く、ここまでかと思うほど黒澤リスペクトを感じる。
舞台はイギリスに変わっても違和感なく原作の世界とストーリーが再現されているし、ビル・ナイの演技には感
>>続きを読む

必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

3.8

真田広之演じるド派手な美形お奉行とその取り巻きたちが型破りでぶっ飛びすぎているが故に入り込めなかった部分もあるが面白かった。
相変わらず主水の戦いぶりは渋くて最高だな。あんな奇天烈集団相手に渋い立ち回
>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

3.7

ジャック・ニコルソンの絶妙な口角の上がり具合から目が離せない。絵に描いたような悪役のそれ。もはやテンプレ。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

簡単に人を殺しすぎてギャグのように見える。殺すを「バラす」と表現する字幕もあいまって人命の扱いの軽さに笑ってしまう。ギャングってこんなもんか。

夫ヘンリーの行いについていけず度々ヒステリーを起こして
>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

後半30分がとても面白い。
ターミネーターみたいな奴に主人公が殺されて笑ってしまった。
あの死に様100点満点だと思います。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ疲れた。長いしセリフ難しい。
広島と長崎での実被害にはあまり触れない代わりにオッペンハイマーがその手で行った実験だけはちゃんと描かれる。
実験成功後の原爆は軍と政府のもとに渡り、あとは何の
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

相変わらず難しくて長いけど前作より動きがあるのでまだ観やすいかな。
IMAX鑑賞をゴリ押しして通常の劇場では観る価値がないかのような宣伝の仕方はマズかったと思う。祝日だったのにあんまり客入りよくなった
>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.8

リリー・ジェームズが好きだから眼福だった。
リチャード・マッデンの王子様はなんか悪役っぽく見える。
全体的には、みんなが観たいシンデレラになっているような気がする。

アラジン(2019年製作の映画)

4.2

ディズニーの実写映画にそれほど興味を持てなかったけどこれはガイ・リッチーらしさあって好き。
ジャスミンが可愛すぎる。金ローで放送してるのを観たあと、さや香の石井がジャスミンのコスプレしてる写真を見て、
>>続きを読む

フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

4.0

ファンだったら知ってる情報ばかりだし、いつのインタビューだよ?っていう映像ばかりだけど
フレディのことを後世に伝えるための映像としてはよいのかもしれない。
ジョンが取り上げられる機会が少なすぎるのはB
>>続きを読む

クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

言うことなし!!
何度も観た映像ではあるけど、IMAX鑑賞は格別ですな。
壁一面の大画面にフレディがいるんだぜ?
黙って座って観ているのがキツかった。
大好きだよフレディ。涙が出てきたよ。
IMAXで
>>続きを読む

ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

3.0

元ネタのチェーホフの「かもめ」を読んだことがなく、登場人物が多いので誰と誰がどういう関係かいまいちわからず。
田舎・親族大集合という要素が不穏を招き、ろくなことがないのは万国共通のよう。
ベン・ウィシ
>>続きを読む

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

視点そこかよという感じだけど、極限状態になってもみんな尊厳を保っていて感心する。諦めて死を選ぶ人はいても発狂するやつとかいないし、こういう時の船長って大抵クソなのにめちゃくちゃまともだった。
生きるた
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

これがタランティーノの監督デビュー作とは恐ろしい。
何十年やってもこの境地に辿り着けない人が山ほどいるだろうに。もし同じ道を志していたら創作意欲失くしてる。
目を覆いたくなるほど血に染るシーンが多いけ
>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.5

主人公の人生がとにかく波乱万丈でドタバタしまくりで疲れる。これチャールズ・ディケンズの半自伝なのか。
ポリコレを意識しすぎた感じがする配役は違和感があるけど、これも新しい映画の形なのかな。
アナイリン
>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

最初から最後まで狂ってる。
主人公がやってることは猟奇的なのに、彼を責める気にはならないのはなぜ?ベン・ウィショーにしかできない、というかベン・ウィショーが演じることでしか成立しない。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新種の植物をめぐるスリラーとはいいつつ、それほど害があるとは思えない影響の出方でインパクトに欠ける。花粉を吸った人間の人格が変わるが、周りの人も吸ってしまえば変化に気付かなくなるし、むしろみんな素直に>>続きを読む

>|