Nanami

ヴァージン・スーサイズのNanamiのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.3
大事にしてるロックのレコード燃やされたら死にたくもなる。

親がやってることが鬼畜。
最初に末娘が自殺したことが全く響いてないどころか、どんどん束縛がエスカレートしていって恐ろしい。一度の門限破り(ちゃんと自分で帰って来た)で学校も行かせず監禁とか…なんでそうなる?
こんな絶望ストーリーをポップな色彩でオシャレに描いているからマジックにかかったように普通に鑑賞できてしまう。
近所の男の子目線で語られるのが新鮮だけど、美しい姉妹を日常的に観察することで娯楽としてそして性的にも消費してたのかなと思えてモヤモヤ。亡くなった後もずっと姉妹の思い出に浸って抜け出せないし。
なんか全体的に気持ち悪い。ソフィア・コッポラマジックが効いてるおかげで見るに堪える。

14歳設定のキルスティン・ダンストが大人っぽすぎると思ったらやっぱり実年齢は16~7歳になってて安心した。
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