献血るーむくん

ゴジラ-1.0の献血るーむくんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0
 2024年TV/ネット4作目。アカデミーを取ったこの映画を劇場で見るか迷っていたが、Amazon Primeでやることを知って待っていた。以前見たシンゴジラはあんまり自分にはフイットしなかったので、ゴジラ映画は猿の惑星映画と共に敬遠していたが、この映画は単純でわかりやすくていい。
 ゴジラと戦争、それも特攻隊と組み合わせたところが凄い視点。なかなかこの組み合わせは考えつかない。そして最後の脱出のからくりシーン以外は時系列で安心して見られた。でてくる役者もいい。大好きな𠮷岡秀隆は相変わらずの演技だし、最近のっている山田裕貴も持ち味をよく出している。久しぶりに見た整備士の青木崇高も渋くてぴったり。朝ドラらんまんコンビの神木隆之介と浜辺美波はぴったり息があっていて安定の演技。
 「あの花が咲く~」といい、やはり日本人は、特攻隊の自分犠牲の精神に魅かれてしまうみたいだ。そういう自分も、知覧の特攻平和会館に行き、特攻隊が最後に見る美しい開聞岳にも登った。
 もちろん、この映画は視覚効果賞をもらうのにふさわしい作品だと思うが、同時にストーリーも素晴らしかった。スラムダンクのように何度も見に行く人がいるのも納得。