自分の志向には合わなかった。
おそらくわざとだと思うが、大げさな演技が常に行われる。
民放ドラマと違って映画はあえて観に行くのだから自然な演技が違和感を感じなくていいものなのに、これは辛かった。
また内容も安直に感じてしまった。
第二次世界大戦の終わりという舞台設定が戦後を生き延びた人々に襲い来るさらなる厄災に対し、どう活路を見出すのかという、ある意味戦争を出汁にした感がいなめない。
何も考えずに見るには、原爆の雲を真似たようや描写があったりと現実に近づけようとするものがあるのに、展開と演技はとにかく非現実的。
悪いけどオッペンハイマーよりも日本人のことを短絡的に扱ってないだろうか。