30周年という節目に3Dしんちゃんということで、ちょっと字面がそう見えるということもかかっているようですが、個人的には何でもかんでも3D化はやめてほしいなって思います。
別にしんちゃんシリーズの画についてどうこう思ったことはないのですが、単純に迫力なくない?って思うシーンが多くて残念に思う印象でした。
ストーリーも非理谷充という超時代の負の影響を受けまくってるような男としんちゃんが超能力を手にし、壮絶なバトルを繰り広げていく、みたいな流れではあるのですが、これって誰に向けた作品なんですかね。
仮にも子ども向けのアニメシリーズではあるわけで、現実的に苦しい社会情勢なのは事実として、それをシンプルに直球で問題提起してくるのはどうなんだろうと思いましたし、その解決の方法も取ってつけたような解決方法で。。しんちゃんを立たせるのはシリーズとして当然として、ひろし・ひまわりの組み込み方は蛇足というか、もう少し上手くできんものかと思えてしまいました。
そもそも仲間のくだりに関しても、背景も何もなしで唐突に仲間って言葉が浮き過ぎてピンと来ませんし、その直後の「頑張れ」に関しては受け手によっては怒りを買ってもおかしくないんじゃないですかね。説教くさいことなんて求めてないでしょう。
まあ評判良くなかったのは知っていましたが、問題は映像表現だけに限らない気はしました。あ、エンドロールは最高でしたよ。