Punisher田中

シティーハンターのPunisher田中のレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
4.5
令和の新宿を、
あの伝説のスイーパーが
駆け巡るーーーー

Filmarks様にご招待いただきワールドプレミア試写会にて鑑賞させていただきました!ありがとうございます!

制作発表時に主演が鈴木亮平とのことで、既に絶大な信頼と大きい期待を抱いていたが、見事に期待以上の素晴らしい作品に仕上がっていた。
鈴木亮平の佇まいがあまりにも冴羽獠過ぎたのが、この作品を傑作たらしめている。
もっこりシーンとシリアスの緩急のついたストーリーに合わせて鈴木亮平がトーンを変えて演技が出来ているので、冴羽獠の持つ""メリハリ""が絶妙に表現出来ていた。
それに再現の難しいガンアクションも映画での魅せ方を意識して落とし込んでいながら、ハイレベルなアクションを常にみせてくれる。アクションには製作陣の強い信念とこだわりを感じられた。

ガンアクションの話ばかりで申し訳ないが銃の描写が国内映画史上最も細かく、銃の分解やリロードの細部シーンがかなり印象的に描かれているのがたまらない。
銃が認められていない国ながら、銃社会の国の作品より本格的に描けているのでは。
このガンアクションや銃細部のシーンが他国の方々の目にどう映るのかが気になる所。
ようやくストーリー部分についてだが、シティハンターといえば「単純明快で最後に大団円でGet Wildを流しておけば大丈夫だ」とよく言われたりする。
しかし、そこがとんでもなく難しいことについ最近気づいた気がする。そう、俺たちの思い描いたシティハンターを近々観れていないからだ。
そこに現れた救世主の今作はその辺りも完璧だった。
""復讐""を描いているからこその納得できるエンディングと開放的なラストの夕日と日常、そして第九。
Get Wildの疾走感が映える仕上がりのストーリーにチューニングがしっかりと施されていたし、本当に何から何まで満足度の高いエンタメ作品へと昇華できていた!
最高な作品に仕上がっているので、是非来る4/25(木)の配信開始の際にお楽しみください!