世界で最も人を殺したと言われている毛沢東が行った、最恐の革命、文化大革命。
そうして破壊されるまでの京劇を時系列に追った作品。
2人の役者の人生譚でもあり、京劇という文化の栄枯盛衰を描いた作品でもある。
今風に言うならセクシャルマイノリティにフォーカスした映画でもあり、見ていて古く感じない。
美しく壮大で、悪夢的でもある。
(見ていて素晴らしい作品なのだが、京劇のシーンに入る度に脳裏にチラつくコウメ太夫に邪魔された)
Mr.Robotのホワイトローズは、この作品の影響を多分に受けていると思う
(新文芸坐・I列)