このレビューはネタバレを含みます
見終わったあと、思わず微笑んでしまう映画だった。会話は少なく、環境音や音楽がほとんどで構成されているのがポイントだと思った。
出てくる登場人物との関係や背景についての説明が最小限で必要以上の説明は観た人に任せているのが日本の映画では珍しく、良かった。
役所広司の演技が全く違和感を感じさせず、話に没頭することが出来た。まさに、こんなふうに生きられたらと思わせるいい映画だった。
やっぱり昭和的というか、古き良きな雰囲気めっちゃいいな。カセット、銭湯、古本、と主人公の柔らかい雰囲気がマッチしていた。