夕

落下の解剖学の夕のネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

まさかの風刺映画!?
弁護人や検事らによって″解剖″されていく事の真相をなんとか先回りして解明してやろうと躍起になるミステリー脳(わたし)を見事に嘲笑う映画、という見方をした
しかもその嘲笑い方が実にスマートのなんのって…
客観的事実が主観的見地に勝るというのは確かに揺るがない事実かもしれない、でもこの作品は裁判の最後に語られるダニエルのごく個人的な思い出を判決の決め手に据えている(ように見える)
11歳のダニエルの個人的な想いや感情は作中を通してとても丁寧に扱われてるし、サンドラと同じかそれ以上に彼も深く当事者なのであるということを常に意識させられる
隣でガンダムSEEDやってたからってわけじゃないけど
「きみの言うことはわかるけど…でもダニエルは今泣いているんだッ!」
こう言いたい
サンドラの小説普通に面白そうで僕も読んでみたい…
夫婦のバーのカウンターみたいなとこで笑い合ってた写真がいい写真すぎてそこが1番泣きそうになった
スヌープの死にかけてたやつってどうやって撮ったんやろう
夕