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哀れなるものたちのcoolykのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

何これ、面白いかも❓

一周回って訳わからない世界観だけど
画力がすさまじく
ファンタジー感も想像以上で
めちゃくちゃエンターテイメント。

耽美、残酷、狂気、滑稽、
嫉妬と愛情、天使か悪魔か。

やりたい放題のベラ。
強い女性としてまっすぐ成長していく姿が爽快。
女性らしさなんてないけど、まさに女。

いろいろ気持ち悪さ満載なのだけど、
なんか勇気づけられるから不思議。
もって生まれた人間力か。

登場人物にまともな人はほぼいないが、
不思議と憎めない、悪人ではない。

あ、元夫がクズだった!
でも最後にやっつけられて痛快だった。
(ヤギの脳みそ移植って何それww
元夫ではなくヤギさんの方がかわいそう
かも!)


造形美術とかファッションが
次から次へと豪華に連なって、画として飽きない。
エマストーンの衣装が圧巻で、テンション上がる。

あれだけエログロでも、
現実味のない作りだから、
私は不快にはならなくて、
エンタメとしては観る価値ありと思えた。
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