かったるいけども面白かったです。
異能力のぶつけ合いといった力押しでは無く、それより深く踏み込んだ催眠術、意識を利用すると言った壮大な頭脳戦で割とおっと言わしてくれます。
安倍晴明と源博雅の軽妙な掛け合いも面白く、この映画に一アクセントを加えていましたね。
後半から始まるアクションも、ワイヤーによるスィ〜ッとした移動や着物の間をスルスルと優雅に通り抜ける舞のような素晴らしい殺陣に、炎の龍との戦いなどいきなり現実離れした描写が続きます。
ですが、これもまた意識化の中での戦いだから何でも出来るわけだという理屈が出来るため、割と納得がいきましたね。
ですが、全体としての空気感がかったるく、要所要所で眠気を誘われたのも事実なので、もっとシャープに作れなかったのかなと思っています。
まあ映画として出来は本当に良いため観るのをオススメします！！
