種も仕掛けも意識の底に。アブラカダブラ。
伊藤計劃は黒沢清が好きだったはずだから、『虐殺器官』の元ネタの1つであることは想像に難くない。
役所広司が「犯罪を説明する言葉を探してる」なんて言ってくれ…
個人的に、サスペンスホラーの傑作。
本当に不気味で、日本の映画でしかこの雰囲気は出せない気がする。
人が人を殺す怖さ、静寂と間の取り方、生々しい心理描写。
観る人を不安にさせる、不快にさせる環境音。…
もっとよく分からなさが欲しいなと思いつつ見ていたら、どんどんよく分からなくなっていった。映画の形式と理性が、同時に崩壊していくような、そういう快楽がある。
それにしても大好きなシーンがたくさんある。…
ジャパニーズ・マブゼ。怖くて音ちっちゃくしながら見てた。違和感と陳腐さの同居、これがどこにもない空間に繋がるのか?公務員が「売春婦」って言葉使う?刑事たちの食事が丼物とか弁当とかじゃなくてサンドイッ…
>>続きを読む2024年27作目
がらんどうの空間、そこに移る黒。
「あなたは誰なんですか?」
心の中の凶暴性が自分自身を指さす。
憎悪が膨れ上がりそれがいつしか自分本体のようになり、じゃあここに居る自分は誰な…