T太郎

ナイト ミュージアムのT太郎のレビュー・感想・評価

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)
3.7
954
久しぶりに鑑賞した。
楽しい作品だ。
コメディである。

ファンタジーに父と息子の物語を絡めるという、ある意味王道の展開ながら、とにかく楽しい。

主人公はベン・スティラー扮する、ラリーという無職のさえない男だ。
離婚しており幼い息子がいる。

彼は息子のために自然史博物館の夜警の職を得る。
様々な展示物がある博物館だ。
ティラノサウルスの骨格展示から野生動物の剥製、古代ローマ帝国や西部開拓時代のジオラマ、ネアンデルタール人の時代から近現代史までの蠟人形などなど・・・

夜になると、なんとそれらが動き出すのだ。
蠟人形が動き回ったり、ちっちゃいローマ人とカウボーイがケンカしたり、南北戦争を戦ったり、ティラノが走り回ったり、モアイ像が喋ったり・・・
てんやわんやの大騒ぎなのである。

ラリーは彼らをどう制御し、協調し合っていくのか。
息子との関係はどうなるのか。
そんな物語である。

ちっちゃいローマ人とカウボーイがケンカをやめて共闘する場面があるのだが、既視感のある笑いがあった。

ちっちゃい本人たちには絶体絶命の危機なのだが、でっかい我々からすると滑稽に見える、というやつだ。

「アントマン」にも同様のネタがあり、大いに笑わせていただいたものだ。

そのアントマンを演じたポール・ラッドがこの作品に出演しているも面白い偶然だ。

以前鑑賞したのは、確かテレビのながら見だった。
本腰を入れて観たのは今回が初めてと言える。
ながら見でも本腰でも、楽しく鑑賞できる作品だと思った次第である。

私はこういう夢のある物語は大好きだ。
続編もあるので追って行こうと思う。
新たなるシリーズコンプリートの旅の始まりである。

私の旅に終わりはないようだ。
旅装を解くいとまもなく次から次へなのだ。
全く、やれやれである。
T太郎

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