T太郎

キャットウーマンのT太郎のレビュー・感想・評価

キャットウーマン(2004年製作の映画)
3.6
941
普通に面白いヒーロー物だ。

伝統的なキャットウーマンのキャラクターを生かしつつ、新たなキャットウーマン像を生み出す事に成功している作品だと言えよう。
・・・知らんけど。

私が知っているのは、ミシェル・ファイファーとアン・ハサウェイだけなのだ。
コミックもテレビ版も何も知らないのである。
浅い知識で偉そうに語ってしまい、申し訳ない。

かねてから、ハル・ベリー版に深い関心を寄せていた私は、今回ついにこれを鑑賞する運びとなった次第である。

痛快な勧善懲悪ストーリーだ。
実に分かりやすい。
分かりやすいストーリーは大好きである。

そして、何よりハル・ベリーが美しい。
輝くばかりの美しさだ。
セクシーなのは言うまでもない。
彼女を愛でるだけでも十分価値があるだろう。

一体、何ゆえこんなに評判が悪いのだろうか。
ラジー賞作品という色眼鏡で見られるからだろうか。

そもそも、なぜラジー賞を受ける羽目に?
あまりに“女”を強調しているからか。
変な勢力がヤイヤイ言ったのだろうか。

しかし、キャットウーマンとはそういうものだ。
面白ければいいではないか。

敵役はシャロン・ストーンだ。
非常に豪華で有り難いのだが、あまり強くない。
ちょっと物足りないのだ。

敵にある程度の強さやしぶとさがあった方が、こういう作品は映えるのである。
そこが少々残念だ。

キャットウーマンは本来「バットマン」のサブキャラクターである。
しかし、この作品においてバットマンは影も形もない。
噂にものぼらないのだ。

バットマンの登場を心待ちにしていた方々もおられた事でしょう。
出てきません。
どうかご了承願います。
T太郎

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