うますぎ。
緊迫しすぎて永遠のように感じられる48時間が無事収束したあと、日常がまた戻ってくる描写の中で、「あ、今までのあれはたった2日間の出来事だったんだ」と観客に思わせるあの一つの演出のうまさだ…
なんと70年も前の映画です。
パンデミックものってこんなに前からあったんですね。
エリア・カザンってどこかで聞いたことあるなと調べてみたら、「欲望という名の電車」「波止場」「エデンの東」の監督でした…
<映画トリビア>
本作では主役をつとめたリチャード・ウィドマーク(稀代の悪役顔! *小生、大ファンです)の向こうを張る本作の犯人役として、その後のハリウッドを代表する、もう一人の悪役顔スターの映画デ…
さすがに今見直すと感染症対策のやり方などが結構杜撰だけれど、それでも殺された死体のなかにペストが発見され捜査関係者のあいだに緊張感が走っていく様子が巧く描かれているので古さは感じない。そして主役の医…
>>続きを読むリチャードウィドマークが良きパパ?!?違和感満載。こんな悪そうな医師いる??
犯人を早くつかまえなきゃペストが蔓延する!という設定が巧妙。
マットレスに乗せた病人を階段で運ぶシーンで、追い詰められて…
原案がフライシャー『絞殺魔』の脚本家E・アンハルトなだけあり、キャラクター描写・配置の巧さ、筋運びの鮮やかさで魅せる。熱血漢の衛生官と叩き上げの刑事が、ペストを保菌した犯人を追うバディムービーとして…
>>続きを読むペストにかかった密航者の死体が湾に浮かぶ。感染を防ぐために警部と手を握る医務官にR・ウィドマーク。
極悪非道な犯人にJ・パランスの配役に痺れる。なによりカザン得意のセミドキュメンタリータッチのロケ重…
港に打ち捨てられていた他殺死体の検死の結果、多量のペスト菌が検出された。
犯人はペストに感染した可能性が高く、市中に蔓延する可能性を孕んでいた…。
っていうプロットだけで!
面白くなるに決まってる…