とり

レーシング・ストライプスのとりのレビュー・感想・評価

レーシング・ストライプス(2004年製作の映画)
3.7
動物大好きで前売券まで買って楽しみにしてました。
前売りはオマケ(しましま柄のもふもふ小バッグ)につられたんですが。
劇場ではシールと缶バッジを無料で頂きました。お子様だけとか言われなかったので遠慮なく。

それにしても「ベイブのスタッフ」なんてふれこみのわりに宣伝されてないなぁ⋯とちょっと寂しい感じ。
最近のお子様向け映画もハイテクの波が押し寄せて、物凄いCG駆使してないとダメなのかな。
そりゃ登場人物ほとんど動物だし、ちょっと演技力なさげだけど、仕方ないウマやもん(笑)
表情少ないところはそれぞれご自慢のたてがみでカバー。
主役のストライプスはビシっと決まったしましまモヒカン、前髪バッサリのぼっちゃん風とか、横にサラっと流したセクシーギャル、その他出てるウマみんな個性がありました。

いたるところで動いてる動物を見てるだけで大満足。
ちょい古いけど「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」を劇場で見てるような感覚?
だから多少演技がヘタでも盛り上がりに欠けてても、これでいいのだ。
盛り上がりといえばラストにドカンと大きいレースシーンが一つあるけど、これは良かった。
サラブレッドとシマウマがダンゴになって疾走する様は、ちょっと夢のような光景でした。
スピード感もあったし、レースの結果はすでに読めてたけどそれでも応援したくなるような持っていき方でした。(ベタとも言う)

今回くまなく動物映像を堪能したかったので、あえて字幕ではなく吹き替えで観ました。
吹き替えにはさほど抵抗ないですが、今回はちょっと⋯というかかなり気になってしまい入り込めませんでした。
声優素人の有名俳優使いまくってて、頑張ってる人もいたけど、総じてダメでしたね。
たいていこういう違和感はじきに慣れて気にならなくなるんですが、今回最後まで気になってしまいました。

しかもエンドロールでスティングの曲が流れて聴きほれてたのに・・・途中から日本人の女性歌手に。エエェェェ...
有名人を起用してPR効果を狙ってるとしたら、配給会社の人の考えは明らかに間違ってると思うなー。実際この映画ほとんど宣伝されてなさそうだったし。
何よりも映画を制作したスタッフに失礼極まりない。

柏松竹にて(閉館)
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