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ウェディング・バンケットのmkのネタバレレビュー・内容・結末

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

永住権が欲しい女性と、親からマリハラを受けるゲイ男性。ゲイだから結婚はできないし、その女性と結婚したらwinwinじゃん、という話。当時、同性と結婚するという選択肢が全くなかったからこその有り得なくもなさそうなストーリー。NY州では、2011年に同性婚が法制化された。悲しいことに、日本では今もまだこの手の物語が作れてしまう。

前半は、リズミカルに話が進んで、コメディとしても面白い。主人公の彼氏が可愛くて健気で好演。

中国の文化や特有の悩みもコメディタッチで描く。新婚夫婦に対するあのノリは偽装結婚でなくても最悪だなと思ってしまったが。

サクッと見れて全体的には面白かったけれど、終盤が私は全く好きではない。中絶しないという選択がめでたしとされてしまうのは、作られた時代的にしょうがないとしても、人工受精ではなく、初夜に偽装結婚相手と性交渉してできた子供を一緒に育てようと急に言われて、納得できるか、、?なんかモヤモヤするラストだった。
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