何がどうなっているのかよく分からない中で物語が進む。登場人物の内面もよく分からない。それが徐々に明らかになり、結論に向かう。最後まで引き込まれるように観た。面白かった。
それはニコール・キッドマンとショーン・ペンの魅力によるところも大きい。ニコール・キッドマンは1967年生まれで本作公開時は38歳。ショーン・ペンは1960年生まれで本作公開時は45歳。二人の存在感が本作の全編を支えている。
監督のシドニー・ポラック（1934-2008）は本作が遺作となった。
なお、本作で登場するマトボ共和国は架空の国。ジンバブエにマトボという名の地域は存在するが、本作とは無関係。
また、「interpriter」とは「通訳」の意味。
公開：2005年
監督：シドニー・ポラック
主演：ニコール・キッドマン、ショーン・ペン
