沖田遊戯

サマータイムマシン・ブルースの沖田遊戯のレビュー・感想・評価

3.8
タイムマシンの無駄遣い-


ヨーロッパ企画の傑作舞台を本広監督が映画化した作品。
タイムマシンを見つけた大学生が昨日に戻って壊れたエアコンのリモコンを取りに行くという極狭スケールで送るSFなんだけどめちゃくちゃ面白い。

昨日と今日を行き来するというミニマムなタイムトラベルをそもそも舞台でやってのけてるヨーロッパ企画の凄さもさることながら映画版になるとより分かり易く視覚化されていて観易いし2000年代の空気感が夏休みという設定にマッチしていて刺さる。


タイムスリップモノでよく描かれる伏線回収を無理やり伏線を回収しに行かなくちゃいけないという設定にする事で、イヤらしさを感じずにのめり込めるのも上手い、めちゃくちゃ好きです。
沖田遊戯

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