久し振りに顔引き攣らせながら観るような作品だった。限られた空間で展開される閉塞感にごく僅かな登場人物。だからこその密度。60年代の空気感がより狂気を凝縮させていく。
人体をモチーフにしたセットもイン…
とんでもない傑作。
ドントブリーズのようなシーンもあるがこれちょっと時代を先取りすぎだろう。
目が見えないから触感って…確かに触感も一つの芸術かもしれないなあ。
昔の建物とかってなんかちょっとカッ…
監禁部屋のあの感じめっちゃ良かったなー、ああいう部屋は一家に一部屋欲しくなる。
終盤の落語みたいな感じもいいな、触感による究極の快楽を求めてあそこに行き着くのは『ヘルレイザー』っぽさもある。
不満…
江戸川乱歩の原作を白坂依志夫が翻案、「芋虫」のテイストも取り込んで、超高密度の密室劇に仕上げた逸品。息を呑むアトリエの美術にまず圧倒される。大映東京の総力を結集したこの現代アートのような狂喜の部屋が…
>>続きを読む大映末期のエログロ志向と増村保造の作家性、江戸川乱歩の猟奇趣味などが混然となって誕生した、実に不謹慎極まりない傑作。
過剰な思い込みに囚われた主人公・船越英二が、やがて周りを巻き込みつつ破滅にいたる…
狂ってて気持ち悪いが何か凄かった。
船越英二のキチガイめくら演技がキモ素晴らしい。
アトリエもイカれてるが凄い。
序盤の女体の彫刻の上を転がりながら追いかけっこしてるシーンはまだ笑えたが、後半はマジ…
江戸川乱歩原作の映画では破格の高評価なこの作品。それも大いにうなずける出来で、江戸川乱歩好きとしては満足度の高い好みの世界観だった。
ポルノに寄らず、カルト過ぎず、B級にならずに文芸の香りを残した…
このレビューはネタバレを含みます
盲目の彫刻家の男とその母親が、ヌードモデル(?)の女を、目・口・鼻・耳等のオブジェクトが無数に飾ってある奇妙な部屋に監禁する。最初は抵抗し、脱出を図ろうとするが、だんだんと二人の間に恋愛感情が生まれ…
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