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バルカン超特急のTのレビュー・感想・評価

バルカン超特急(1938年製作の映画)
4.0
1938年制作当時の「現代」が舞台だから、当時の流行・世相が感じられて良かった。主人公のアイリスとその友達のノリが現代でも十分通じる(独身時代とのお別れにカンパーイ!みたいな)。しかし彼女たちが現代的であればある程、同じ時代にナチスが行ったユダヤ人大虐殺とのギャップが大きくなる。本当に同じ時代の人達なのかと。
それはそうと、出発前夜のホテルで、軒下で歌っていた流しの男性が何者かに殺されたが、あの演出は何だったんだろう。ひょっとして監督はこの演出の回収を忘れた??
ミス・フロイは窓を開けて寝てたから、動く電車よりもホテルで連れ去った方が容易だったと思われる。ミス・フロイの存在有無はホテルやアイリスの友人に聞けば分かりそうだし。
最後に・・アイリスと相手役はお似合い。この男には気の強い女性がいい。
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