クリーム

サスペリア・テルザ 最後の魔女のクリームのレビュー・感想・評価

3.4
冒頭、面白いかも?と思わせる。が、ママの映像がチープ過ぎたのとラストがあっさりで、拍子抜け。アート感はなく、グロゴアに特化して、内容は撃沈。うーん、グロゴアは良いです。内容はいただけない。アルジェント監督らしさも少ない。残念な感じでした。

墓地近くの工事現場から古い棺と遺品入れが発掘された。ローマの博物館で考古学の研究をしているサラは、副館長と共にその遺品入れを開けてしまう。中には「涙の母」と呼ばれる魔女を復活させる彫像や法衣が入っていた。復活した「涙の母」はローマに呪いを放ち、街では次々と自殺や殺人が起こり始める。



ネタバレ↓



冒頭、博物館で遺品入れを開け、彫像が人となり、猿が出て来て襲われるとか、雰囲気良いのです。殺され方も容赦なくて、首をスパッと切ったり、ハンマーで顔面破壊とか結構攻めてて良かったのですが、逃げるサラに亡くなった元強い魔女の母親が出て来きて、チョイチョイ助けてくれるのですが、全然魔女じゃない。カラーで何なら後光が射してる。そして、物凄いインパクトの強い日本人の雑魚魔女が出現。うーん、何だかな…。ラストもサラが最強の魔女である「涙の母」と対決するのだが、彼女の着ていた遺品の中にあった赤い法衣を剥ぎ取り、燃やしただけで、激弱になり、サラにあっさり刺されて終わる。その後に地震で、地下内が崩壊し、汚水まみれになった、サラと刑事が脱出して大笑い…。
???

グロゴア描写は、変な器具で目潰ししたり、長くした槍付きの棒で女性を串刺し、赤ん坊の顔面破壊、ヘソから手を入れ内蔵を取り出し食べるとか、攻めてて良かったけど、それだけ。内容は、ホント酷かった。これが魔女3部作のラストなのはどうなんだろう?「インフェルノ」飛ばしたからかな?
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