簡単に人を殺しすぎてギャグのように見える。殺すを「バラす」と表現する字幕もあいまって人命の扱いの軽さに笑ってしまう。ギャングってこんなもんか。
夫ヘンリーの行いについていけず度々ヒステリーを起こしていた妻カレンが、徐々に肝が据わってきて極道の妻になっていく様がしみじみとくる。
当時まだ50歳に満たないとは思えないロバート・デ・ニーロのいぶし銀のような演技には驚愕した。それと要所要所で使われる音楽が最高。
なんと実話ベース。想像もつかない世界がこの世の中には本当にあって、信じられないような人生を送る人がいるもんだな。
そんな自分の知らない世界を見せてくれるのが映画の素晴らしいところ。