819
久しぶりに観賞した。
「張り込み」の続編だ。
今回も面白かった。
コメディ映画として大変面白かった。
前回はクリス(リチャード・ドレイファス)とマリア(マデリン・ストウ)の恋愛物としての側面もあったが、今回は張り込み中のドタバタがメインだ。
ストーリーは前作と同様、ハードなシーンから始まるのだが、あとはほとんどがコメディだ。
冒頭のクリスとビル(エミリオ・エステベス)の刑事コンビが犯人を追跡する場面は、前回以上にえげつない。
前回は魚まみれだったが、今回はなんと生ゴミまみれなのだ。
これが非常にエグい。
生ゴミ・・・残飯だ。
大量の残飯に埋もれ大量の残飯を頭から被るのである。
私なら間違いなく吐きっぱなしだ。
吐いて吐いて胃液枯れるまで吐くであろう。
私は実に繊細な男なのである。
まあ、これは本筋に関係ない挿話だ。
ただのツカミに過ぎない。
今回は女性検事補のジーナ(ロージー・オドネル)を加えて3人での張り込みだ。
おっと、犬のアーチーを忘れてはいけない。
彼も大活躍なのだ。
この3人と1匹のやり取りがとても面白かったのだが、今回の張り込みは、わずか二晩で終わってしまう。
前回は、張り込み期間が長く、ライバルコンビとの子どもじみたイタズラ合戦が、非常に笑えたものだ。
しかし、今回はわずか二晩だ。
そこが物足りない。
夜間担当のビルが寝不足に陥る展開を期待したのだが、それでは物語が冗長になってしまうか。
若干、ストーリーに雑な印象を受けたが、大きな破綻はないし、そんな事は些末な問題だ。
笑えればそれで十分なのだ。
そう、私はこの作品で何回か声を上げて笑ってしまったのである。
私は笑顔が素敵なナイスガイだ。
私に笑顔をもたらせてくれる作品を引き続きお待ちしている。