このレビューはネタバレを含みます
1965年製作公開。原作水上勉。脚色八住利雄。監督豊田四郎。同じ原作者水上勉の「五番町夕霧楼」の細かな設定を踏襲しております。昭和9年から戦争を経て売春禁止法制定の時代を大空真弓の思い出を描く。冒頭…
>>続きを読むこんなんで泣いていいんだろうか。物干し台のメロいサスペンス。娼妓の若尾文子が先生になりたいという大空眞弓の階級上昇を願う。だが家柄と兄の事件で夢が絶たれたことを観客はとっくに知っている。芥川也寸志の…
>>続きを読む一つ部屋を隔てて障子を開けるときらめく波!こんなにも素朴な絶景観たことない。若尾文子が溺れる春川ますみを助けるシーンがやたら泣ける。お兄ちゃんが中村嘉葎雄に成長してから一気に暗くなる画面やばいな。ず…
>>続きを読む観たいと思っていてなかなか観れていなかった本作。ラピュタ阿佐ヶ谷でニューブリでやっと観れた。
これはもう日本映画最盛期の一本であると同時に、豊田四郎にとっても若尾文子にとっても代表作に値する傑作だと…
数ある若尾作品のマイ・ベスト。乙羽信子、中村嘉葎雄、大空真弓がきっちり脇を固める。岡崎宏三のカメラも本人が「一番納得できた仕事」と言うように素晴らしい。原作を林房雄が「一介の娼婦に至高の観音像を刻ん…
>>続きを読む貧しさから自分から望んで娼妓となった女性が、生来の明るく前向きな姿勢で、周りを助けそれを生き甲斐として姿を描く映画。主人公の、利他的なまでに周りを思う姿が美しく感動。若尾文子の代表作の一本だと思う。…
>>続きを読む映像が美しかった。
空間の使い方が技という感じ…
もっと淡々と観れると思ってたけど、揺さぶられる内容だったし演技も強く激しいシーンがあって、見入っていた。
雛千代の、どこか楽観的で物事を重く捉えな…