このレビューはネタバレを含みます
女の子たちが海へはしゃいで行って
からのひとり残された乙羽信子、の一瞬の悲哀、息を呑んだ、、
若尾文子と大空真弓が洗濯物と戯れながら横目で見る娼婦と男、そんな中でも「ええお天気」なのよ、世界は
と思…
原作は『越前竹人形』の水上勉で、若尾さんの起用は納得。
家族の困窮から知り合いが経営する田舎の遊郭に入る健気な雛千代を若尾さんが好演。
遊郭に生まれた兄妹の運命というか、家業を恥じて娼妓を嫌いながら…
ファーストショットから岡崎宏三の撮影が延々と冴えまくる。夜や屋内の場面では照明の仕事も素晴らしく、特に嘉葎雄ちゃん周りのシーンにおける強い陰影には幾度となくハッとさせられる。ニュープリントありがとう…
>>続きを読む3年半ぶりのラピュタ阿佐ヶ谷で観賞。
水上勉原作×若尾文子主演で良くない訳が無い…。
とにかく雛千代が健気で本当に美しい。
だからこそ終盤はそんなに苦しめないでくれ…と観ていて本当に辛かった。
ロ…
名シーンだらけのこんな立派な作品を前にもうなにも書くことはありませんが、東宝in若尾文子がとにかく凄い。サイコー👏 三島雅夫は今作は良い坊主役でサクッと登場。ボディダブルでしょうが、大空真弓の直立ボ…
>>続きを読む私のような人間の願望が十二分に詰まったこれ以上ない掴み。若尾文子のシルエットだけが画面の端に映り、瞬きしてるのだけ見えてその愛おしさと言ったら...息が止まりますね...
話としても弔いのような映画…
あやぴ in 東宝!ということで貴重
とにかく、カメラワーク、撮影、照明、素晴らしい
お話も良いが、若干教条的(あやぴは、とても彼女らしい聖母的な役柄でベストマッチだが、息子がウザい)な所が好みで…
回想から始まる"廓の聖女”としての若尾文子のお人好しな薄命美。桟橋と船着場と寝そべる身体はシネスコの本領である。冒頭置山茶花究に導かれ文子が置き屋に入ってくるドリー撮影の完璧さ。余りにも滑らかのでず…
>>続きを読むめちゃ良き。ニュープリなのもあるけどなんて綺麗な白黒なの!撮影の岡崎宏三、音楽の芥川也寸志、最高の仕事をしてくれてありがとうという気持ちでいっぱい。
若尾文子の京都弁(福井弁?)の心地よさは声質のせ…