強いお姉さんに次々と惚れて、失恋して、人生の甘い苦いを経験していく鮎坊が、子供の頃に聞いた(たとえあすなろでも)檜になろうという憧れた大学生の言葉だけはいつまでも大事にし続けてたところが大好き。
…
このレビューはネタバレを含みます
堀川弘通監督デビュー作、井上靖原作の長篇小説の映画化で、脚本家は黒澤明。
原作の小説が井上靖の生い立ちを基にした6部構成で、本作は小学校6年、その3年後、そのまた3年後の3つの物語で、3人の女性と…
主人公がどの年代でも若き日の黒澤明と面影が似てる感じがする…エキセントリックな女性好み(?)なのも黒澤印。お寺のエピソードのお嬢さんが素敵だった。晩年の『夢』と似た匂いもあり、黒澤の原風景を垣間見れ…
>>続きを読む檜によく似ている翌檜(あすなろ)。
明日は檜になろう、明日は檜になろうと一生懸命考えている木。故に翌檜。しかし永久に檜になれない。
檜になろうと努力する翌檜少年の物語。
その時々に人生の教訓になる…
少年の成長に合わせた3部構成で、それぞれに魅力的な年上女性が登場する。“性の目覚め”的な、かなりセクシャルなニュアンスを孕んでいて若干キショいが、特に最初の岡田茉莉子、あんなの好きになるだろう。「な…
>>続きを読む原作井上靖、脚本黒澤明、黒澤の元で助監督をしていた堀川弘通の監督デビュー作らしい
内容は
主人公の少年の体験談、成長物語みたいな
12歳、15歳、18歳とそれぞれ3つのエピソードから構成
いろんな…
井上靖の同名小説の映画化。
主人公・梶鮎太の小中高それぞれの頃を描く3部構成(3部のみなぜかツルゲーネフの『初恋』が下敷)。
彼が巡り合い影響を受ける3人の女性がそれぞれに特徴的で、作品内でもきち…