このレビューはネタバレを含みます
「許されざる者」を理解するためには、イーストウッド出演・監督の映画の系譜、彼の人間性を知る必要があると思う。彼は、朝鮮戦争に従軍し、アメリカ独特の男性像、強い男マッチョを表の姿として生きてきた。それ…
>>続きを読む極めつけの悪党とまで呼ばれたビル(クリント・イーストウッド)は妻に出会い改心。
妻が亡くなった後も真人間として生きていたある日、彼の元へ若いガンマンが訪ねてくる。
師であるセルジオ・レオーネとドン…
素晴らしかった。
負が負を生む多重構造になっているが、最後のめった切りにされた娼婦のマニーを見る憧憬の表情が良かった。彼女は救われたのだろうか。
エンドロールの言葉も深く、考えさせられ、彼らが幸せに…
クリント・イーストウッド作品の中では一番好きで、何度見ても心が揺さぶられる素晴らしい作品。なので最高スコア。
頑固だけど人間味があって親しみを感じるお爺ちゃんにスイッチが入り鬼に豹変するところで何…
1992年のクリント・イーストウッド監督作品。
1880年初頭、ワイオミングの田舎町。カウボーイの若者たちが娼婦に乱暴する事件が発生。保安官ダゲットは馬7頭で手打ちにするが娼婦仲間たちは腹の虫がお…
「正義に基づいた人殺し」についての懐疑心がイーストウッド的で、過去の西部劇へのオマージュと善悪の判断基準が付かないアレゴリーなどが一種の哲学的ムードを醸している作品。やたら深刻ぶった雰囲気が特徴。
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94点
映画を通してクリント・イーストウッドのキャラクターが変化していくのが楽しい。最初は渋々ガンマンになるのだが、映画が進むにつれ、彼が邪悪の坂道を滑り落ち、任務に必要な冷血な殺し屋になっていく…
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