ドンキーホーグ

紅の豚のドンキーホーグのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
4.1
自分の好きなもの、楽しいものを見せたい、って気持ちが伝わってくる

戦争の影や哀しみが常にちらつくけれど、画面からは楽しさが隠しきれていない

主人公は戦争で一人生き残ってしまったから豚になったのだろうか?
「いい奴はみんな死んだ」と言う
生き残った自分は悪い・醜いやつなのだと、そう思うから豚になる魔法がかかったのだろうか、と考えていた
(単に宮崎駿の自己投影かもしれないが)

千と千尋でも醜い両親は豚になった。同じ論理が通じるなら、つまりはそういうことだろう