このレビューはネタバレを含みます
映像の芸術性の高さ、一つ一つのセリフの言い回しにフランス映画らしさを感じた。
アメリの部屋の置物や壁の絵が動いて話し出すところなど、随所に非現実さが紛れているのが、空想家のアメリに見えてる世界を一緒に見てるみたいだったし本当にかわいらしかった。
宝箱を返す時も、ニノにアルバムを返す時もいちいち楽しませるようなサプライズをしてくれるアメリの感性が大好き。仕掛けるアメリを見てても、仕掛けられた側の楽しそうなリアクションを見てても笑顔が込み上げてきた。
また、リュシアンとガラス男のやりとりが度々いい味を出していて好きだった。一人一人の個性がよく見えるのもこの映画の好きなところだった。
何か考え事をしてると不要な想像や思い込みが先走ってしまうタイプだから、ニノが来ない理由を頭の中で考える壮大な思い込みシーンはすごく共感できてしまった。
いくちゃんアメリ好きそうだよって言われてからやっと見れたけど本当に好きな映画だったな。もっと早く見ればよかった。
ラストのニコニコ二人乗りシーンが愛おしすぎた😭
