遺作。
公開当時はそんな情報ないので、いつもの小津作品として受け止められていたとしてもなんら不思議ではないいつもの小津ワールド。これが遺作であることを把握している俯瞰で見てる僕らにとっては、必要以上…
ほのぼのホクホクで大好きになりました。
家族とか日本の暖かみに触れた。捨てたもんじゃないなと。
秋刀魚の味ってタイトルも秀逸だな。
PERFECT DAYSの平山さんは東京物語と秋刀魚の味から来てる…
舞台は60年前、高度成長期の東京(東急池上線石川台駅が出てくる)と川崎か。主人公は、当時最先端の重工業メーカーの役員のようだ。
冷蔵庫や掃除機が普及し始めた頃。パソコンなんて影も形もない。陸軍とは違…
負けてよかったじゃないか。
妻に先立たれた男&嫁ぐその娘。小津安二郎が何度も撮った話もこれが最後(遺作)。父役を若い頃から演じて来た笠智衆が、やっと設定上の年齢に追い付いた余裕からのペーソスとユー…
(別媒体から感想を転記)
2021/03/09
娘の結婚を見送る父という『晩春』と同じ話。父と旧友の同窓生との会話が多く、余生を楽しむことに吹っ切れたオヤジたちの明るさと時代を譲る哀愁がいい味を出…
室内撮影ってヨーロッパと日本で比べてしまうとどうしてもスケール的に見劣りしそうという印象があり、実際溝口の室内のショットは室外のそれと比べてどうしても見劣りしてしまうのだけど、(少なくともこの作品の…
>>続きを読むどのシーン切り取ってもポストカードかポスターみたいにお洒落な構図と色合いで、めっちゃセンス良いなぁってなる。
日常を淡々と描いてるだけなんやけど、なんか面白いんよなぁ。
岩下志麻さんが美しすぎたし、…
日本は敗戦から急速に経済成長を遂げた、という教科書的な歴史理解からは当時の生活を知ることができない。1945年8月15日からガラリと「戦後」になるわけではない。
第二次世界大戦中、大日本帝国海軍の駆…
このレビューはネタバレを含みます
小津安次郎の遺作。めちゃくちゃ良すぎた。同じような構図、シーンを繰り返し映すけど少しずつ少しずつ綿密に計算された変化が起こっていき、それが最後に娘を嫁にやるシーンでの感情表現に活きてくるのが素晴らし…
>>続きを読む©1962松竹株式会社