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地獄の謝肉祭のASAのレビュー・感想・評価

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)
3.8
ゾンビと一線を画す食人病の作品。ベトナム戦争で謎の病に感染した米兵が帰国してとある町でウイルスが徐々に広まる。噛まれたら感染するし食人欲もあるが、ゾンビものと違って理性があり、撃たれたら普通に死ぬ。感染者たちが突発的にうっかり人を食べてしまってチームを組んで逃避行する展開が面白い。
グロ描写が強くてかなり見応えある。ショットガンで撃たれて腹がぽっかり丸く空いたのは最高のシーン!それに加えてアクションが意外にも豊富。感染者たちと警官隊との下水道の銃撃戦は見応えあるし、暴走族との喧嘩シーンも面白い。感染が広がるシークエンスも上手に見せた。ラストシーンが超秀逸で後を引くものがある。
音楽はチープで昔を感じさせるけど返ってそれが味になっていた(銃声で音楽をぶつ切りにしたシーンとても良い)。
理性を保っておきながら人を殺しまくるってのはどうなってんだ?とかツッコミどころはあるけど、まぁその辺は気にせず観るほうが楽しめるし、そういう作品。良い娯楽映画。
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