約3時間という上映時間を見て一時は映画館に行く予定をキャンセルした。あのアクションが凄いのはわかるけど、前作では少し食傷気味になり飽きが来る瞬間があったからである。が、今作はBGMや多様な武器を使った戦闘シーンの工夫があって一瞬たりとも飽きなかった。
全編通してゲームっぽさを感じた。ボスの待つエリアまでザコを倒しながら階段を駆け上ったり、親友との共闘もあり、終盤では強力な武器を入手する。ドローンの俯瞰ショットは斬新で特にゲームっぽくて目を引いた。
ハリウッドのヘンテコ日本が健在なのも嬉しいポイント。なぜか弓矢や手裏剣で闘う真田広之の部下たちはアクションに差別化を生んでいて面白い。成り行きでヌンチャクを使うシーンもジョンウィックのキャラクターにハマっていた。ドラゴンブレス弾で暴れ回るシーンも爽快感抜群で最高だった。
ジョンウィックシリーズの世界観を構築する色使いの秀逸さも相変わらず。夜や暗所での青や緑のライトがめちゃカッコいい。(真田広之とドニーイェンのシーンは緑すぎてシュレックみたいになってたけど)
最後はやけに爽やかでらしくないな、と思ってたらそういうことだった。潔くて好感度爆上がり。シリーズで1番良かったかも
