「赤と黒」と並ぶスタンダールの代表作の映画化。ジェラール・フィリップは同年の「肉体の悪魔」(1947)と本作で世界的人気を得た。
19世紀初期イタリア。パルマ公国の貴族ファブリスは僧侶の資格を習得…
3時間という長さだが、飽きることなく最後まで観ることが出来るのは原作の良さだろう。
込み入った人間関係や、癖のあるキャラクターなどが魅力的で見どころ。
ただ、やはり原作が書かれてから190年も経…
スタンダール原作の全ては詰め込めないから…
19世紀初頭のパルマ公国。
魑魅魍魎な宮廷での権力争いや政治のかけ引きは薄~く、ロマンスは濃~く💘
エゴイストな大公と警視総監の非情な嫌らしさは出てたかな…
なぜスタンダール作品の映像化でジェラール・フィリップ主演が多いのかというと、スタンダール作品の主人公はいずれもやや粘着気質というか偏執的な部分があって、ややもすると拒絶につながるものを彼の爽やかさ…
>>続きを読む修道院が舞台の話かと思ったら違った。
大公にへつらう役人たちは権力を得るため徒党を組む。
ファブリス(フィリップジェラール)は伯爵夫人の伯母の庇護のもと優雅な生活だったのに一転、囚人となり彼を慕う…
モノクロ、スタンダードサイズ、約70年前の映画
最近全然見ないタイプの主人公像だったのが印象的。
フワフワして危なっかしいと思いきや、急に物凄く大人に見えたり、冷淡になったり…
ラストは爽やかさ…
© 1947 SND (Groupe M6) – DISCINA