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STAR WARS エピソードI/ファントム・メナス 3Dのmaroのレビュー・感想・評価

4.0
(記録漏れしていたので今さらながら登録。備忘録のためなので内容はオリジナル版のほぼコピペ)
  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★×20
     映像:★★★★★★★★★★
     音楽:★★★★★★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★

『スター・ウォーズ』シリーズ第4作目。
新三部作(プリクエル・トリロジー)の第1作目でもある。
3D映像なので、より臨場感溢れる形でとても楽しめた。

この映画は設定からして勝ちだった。
なぜなら、旧三部作(オリジナル・トリロジー)で映画史に残る悪役となったダース・ベイダーの幼少期を描いているからだ。
その旧三部作で主人公だったルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の父親ってのは衝撃だったね。
となれば、元は正義の心を持っていたはずなのに、なぜ闇堕ちしてしまったのか。
その過程を描いた新三部作の1作目として、当時も今も心に残る作品だ。

後にダース・ベイダーとなるアナキン(ジェイク・ロイド)は、無欲で心優しい純粋な少年。
そんな彼はヨーダ(フランク・オズ)を含む全ジェダイ・マスターを超えるミディ=クロリアン値(この数値が高いほどジェダイの資質があるとされる)を叩き出し、クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)によって自由の身とされ、ジェダイの騎士としての道を歩むことに。
もともと、メカの不調で困っていたクワイ=ガンたちを助けるだけでなく、自分だけ自由の身になったことに罪悪感を覚え、母親をいつか絶対自由にさせてあげると誓うほど優しい子だ。
そんな彼がゆくゆくは闇落ちしてしまうこと思うと、オチを知っていながらも心が痛む。

そんなアナキンのキャラクターが印象的な本作だけど、見どころとしてはもう2つある。
ひとつは、物語中盤で行われるポッドレース。
参加者が自ら調達したマシンに乗って行う危険でハイスピードな命懸けのレース。
今観ると全体的にCGの拙さを感じる部分もあるけれど、それでもあのスピード感溢れる映像には4DXじゃなくても体が動いてしまいそうになるほど迫力がある。

もうひとつは、終盤のクライマックスで繰り広げられるライトセーバー戦。
クワイ=ガンとオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)の2人と対峙するのは、シスであるダース・モール(レイ・パーク)。
なんと彼は柄の両サイドに刃が付いたダブルブレードのライトセーバーの使い手。
2対1ながらも、ジェダイの騎士2人と互角かそれ以上の戦いを見せてくれるんだけど、とにかくこれがメチャクチャカッコいい!!

そんなわけで、あのダース・ベイダーの幼少期を描いた作品で、いろんな意味で感慨深い内容だ。
正直、共和国と通商連合の関係などややわかりづらいところはあるけれど、最終的に9作品にもなった「スカイウォーカー・サーガ」の始まりとして、ぜひ押さえておきたい。
この手の映画は3Dの方がアトラクション感あっていいなあ。
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