市川拓司さんの原作小説を読んでからの鑑賞です。ストーリーは大まかには同じですが、微妙に違っていました。
この作品はやっぱり竹内結子さんの演技、美しさが光っていたと個人的には思います。前半から中盤にかけての描写は小説の方がより丁寧で繊細な表現でした。正直いまいち入り込めずにいたのですが、やはり後半30分ですね。竹内結子さんの逆視点、彼女の切なる想いが綴られたラスト30分はググっと来ました。素敵な演技だったと思います。色んな事分かっていても、この世で出会ってしまった愛する人のため、自ら厳しい道を選んでいく、というか、選ばざるを得ないほど素敵な人に巡り合えたなんて、本当に素敵だなと思いました。