この映画は正直ここまでとは思っていなかったです。
我々日本人にはそれほど馴染みのないローマ教皇。欧米諸国では絶大な影響力をもっています。前教皇と現教皇の対話を中心に構成されたこの映画。ほとんどの部分が二人の会話なのですが、どんどん惹きつけられます。アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライスの二人の演技が秀逸で、またバチカン市国の中のシスティーナ礼拝堂の壮観な景色にも撃ち抜かれました。映像もすごく美しかったですね。一番惹きつけられたのは、なんといっても現教皇のアルゼンチンでの軍事政権下における罪の告白です。心がぎゅーっとしてしまう瞬間でした。
Netflix オリジナルですが、是非ともお勧めしたい作品です。