アメリカンスニャイパー

スフィアのアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

スフィア(1998年製作の映画)
3.2
『ネオフロンティア時代、人類の宇宙進出を阻む謎の生命体スフィアが太平洋に落下!調査の為、寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生 の4人の声優が集められた!』

“スフィア”という名前から想像しうるネタから作り出した僕なりの夢あらすじだが、本編はもっと複雑なので、さしたる違いは無いと言える…。


てっきり『リヴァイアサン』や『ザ・デプス』のような海洋モンスター映画なのだと思っていたが、程よい塩加減のサイエンスフィクションで驚き。しかも原作が『アンドロメダ…』『ジュラシック・パーク』でお馴染みのマイケル・クライトン。専門別の科学者4人というのもいつものお約束。漂う青背感はコレだったか。

海底モノの酸欠パニックでハラハラ!謎の球体の真実に迫る物語でワクワク!エイリアン?タイムトラベル?巨大イカ怪獣?疑心暗鬼の乗組員!といったジャンルミックス展開で飽きさせはしないのだが、パンチが弱いのも確か。真相がわかった時のガッカリ感は映画だと割と辛かったり。やはり、トワイライトゾーンや小説向きの内容なのかもしれない。そして、あれだけ球体の内部に拘っておきながら、結局見れなかったのはもったいない。『鏡地獄』みたく気になってしまうよ。『イベント・ホライゾン』に登場した地獄みたいなのを見てみたかった。

あと、あれは毒ウミヘビではなく、ヌタウナギでは???


結局のところ物語の中心“スフィア”の謎はわからないまま終わる。想像を具現化する球体、誰が何の為に作ったのか…。
まさか、ギャンゴを倒した後のウルトラマンが「持ち主の想像を具現化する隕石」を太平洋に落とした…とかじゃあるまいし…。